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認知症外来

予約制 044-751-2126

ご自身、またはご家族の方で認知症が気になる皆さまへ

認知症とは記憶や判断力が失われていく病気です。日本では75歳以上で5人に1人、85歳以上で4人に1人が発症しています。高齢化が進む中、20年後には現在の2倍近くになると予想されています。

また、現在認知症にかかっておられる患者さんも、もの忘れに対する不安、気分の落ち込みといった気持ちの変化や、不眠などの生活習慣の変調、怒りっぽさや性格の変化など、さまざまな症状に悩むことがあります。

認知症は病状の進行や症状の現れ方によって、治療の組立てを適切に行う必要があります。ご本人、ご家族にかかる負担を少しでも減らすために、当外来をぜひご利用ください。

「認知症」早期発見のめやす

家族がつくった 「認知症」早期発見のめやす
日常の暮らしの中で、認知症ではないかと思われる言動を、「家族の会」の会員の経験からまとめたものです。医学的な診断基準ではありませんが、暮らしの中での目安として参考にしてください。
いくつか思い当たることがあれば、一応専門家に相談してみることがよいでしょう。

  • もの忘れがひどい
    1 今切ったばかりなのに、電話の相手の名前を忘れる
    2 同じことを何度も言う・問う・する
    3 しまい忘れ置き忘れが増え、いつも探し物をしている
    4 財布・通帳・衣類などを盗まれたと人を疑う
  • 判断・理解力が衰える
    5 料理・片付け・計算・運転などのミスが多くなった
    6 新しいことが覚えられない
    7 話のつじつまが合わない
    8 テレビ番組の内容が理解できなくなった
  • 時間・場所がわからない
    9 約束の日時や場所を間違えるようになった
    10 慣れた道でも迷うことがある
  • 人柄が変わる
    11 些細なことで怒りっぽくなった
    12 周りへの気づかいがなくなり頑固になった
    13 自分の失敗を人のせいにする
    14 「このごろ様子がおかしい」と周囲から言われた
  • 不安感が強い
    15 ひとりになると怖がったり寂しがったりする
    16 外出時、持ち物を何度も確かめる
    17 「頭が変になった」と本人が訴える
  • 意欲がなくなる
    18 下着を替えず、身だしなみを構わなくなった
    19 趣味や好きなテレビ番組に興味を示さなくなった
    20 ふさぎ込んで何をするのも億劫がりいやがる

出典:公益社団法人認知症の人と家族の会ウェブサイト

中島クリニックの認知症外来のながれ

  1. 検査
    初診時に患者さまとそのご家族(状況をご説明できる方)を含めての問診を行います。
    ・かかりつけの医院や病院がある場合、診療情報提供をお願いする場合があります。
    ・頭部のCT・MRIなどの検査の経験のある方は、コピーをお持ちください。
    心理検査他、さらに必要に応じて脳の検査や血液検査なども実施します。
  2. 診断
    認知症なのか、またはどの種類の認知症に該当するかを診断します。
  3. 治療
    診断結果に応じた対応を行います。
    ・治療
    ・進行防止処置
    ・食事・運動・脳トレーニングの指導 など
  4. 対応方法についてのアドバイス
    認知症と診断された方に対し、ご家族をはじめ周囲の方々はいかに接してあげるべきか。専門的な見地からアドバイスを行います。

知っておきたい「認知症」の予備知識

認知症の種類

1.アルツハイマー型認知症

脳細胞にカスのようなものが蓄積し、神経細胞の死滅ひいては脳自体が委縮していくもので、日本では最も多いタイプの認知症です。

2.脳血管性認知症

脳梗塞、脳出血、脳動脈硬化が引き起こす神経細胞の死滅、神経ネットワークの破壊を原因とするものでアルツハイマー型認知症の次に多いタイプの認知症です。

3.レビー小体型認知症

脳内で比較的広範囲にわたってゆっくりと神経細胞の死滅が進行し、脳自体が委縮していくタイプの認知症です。

認知症の治療法

種類および原因に応じて、「薬物的治療」、「非薬物的治療」を行います。進行度が中程度までであれば、ある程度の効果が期待できる薬が出てきました。しかし現在のところは病気の進行を遅らせる薬が主流です。このことが認知症が「早めの気づき」が重要であるといわれる理由です。

認知症と単なるもの忘れ(生理的なもの忘れ)の違い

認知症 単なるもの忘れ
もの忘れの自覚がない もの忘れの自覚がある
体験したすべてを忘れている 体験の一部を忘れる
最近の出来事の記憶がない 名前や日付など、とっさに思い出せない